菅新政権が2020年9月16日に誕生しました。総裁選のときから「安倍政権の政策を継承する」と明確にうたっていた新首相のこと、大きな政策変更はないものと見られている一方、「スガノミクス」とでもいうべき独自色もあります。 現在、菅政権の目玉として語られているのは規制改革(行革)、コロナ対策(厚生労働)、デジタル庁(IT)の3つですが、規制改革への強い意欲は小泉政権下の新自由主義的な政策を予感させます。 思えば菅義偉首相は総務副大臣として小泉政権を支えていたのです。したがってスガノミクス=安倍政権の継承×新自由主義と位置づけることも可能でしょう。また秋田出身の菅首相は、総裁選を通じて地銀再編にも言及するなど、従来取り組んできた地方創生を明言。中小企業基本法を見直すなど、中小企業改革にも着手します。 デジタル庁に代表される菅政権のデジタル戦略。私自身、本年7月に発足した「デジタル市場における競争政
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