4.5帖の小さな畳の部屋は、 いつからか彼女の定位置になった。 goodroom どうせ一人では持て余す部屋だけど 二人で住むには個室がないから、 どうかなあ、と考えていたところ。 必要最低限の荷物が持ち込まれて、 あれよあれよと寝床が作られた。 goodroom なかなか立派な玄関先には、 サイズが微妙に違うサンダル。 goodroom 私が帰ってくると、今日も部屋に 居たらしい彼女が開けてくれる。 やっぱり猫を飼っているような、 そんな気分になる。 goodroom でも、温かいごはんが出来ていると 嬉しい気分になるし、キッチンは ぴかぴかに保たれているし。 残業で遅くなるわたしに、 神様がご褒美をくれたみたいだ。 goodroom 窓辺に置いたテーブルで、二人で ご飯を食べると心がじんわりと、 なんだかくすぐったい気分になる。 goodroom そんなふうに付かず離れずで 同棲してい