10勝1敗松坂大輔への「文句」の数々 李啓充=文|text by Kaechoong Lee photograph by REUTERS/AFLO 2008年7月17日 +zoom 李啓充 '80年京都大学医学部を卒業し、'90年に渡米。2002年、ハーバード大学医学部助教授 を辞して、文筆業に専念。「レッドソックス・ネーションへようこそ」(ぴあ)、「怪 物と赤い靴下」(扶桑社)が好評発売中 松坂大輔が10勝1敗(防御率2.65)と、数字だけ見るとまずまずの成績で前半戦を終えた。松坂本人もこの成績には大満足のようで、前半戦最後の先発(7月13日)でオリオールズを6回無失点に抑えた直後、「今年は波が小さく、チームに勝てるチャンスを持っていけている。内容は昨年よりいい」と胸を張ったという。しかし、5回・6回と浅い回で降板する頻度が多いことについて、松坂が「5回とか6