3歳クラシックの最終戦、第76回GI菊花賞が25日、京都競馬場3000メートル芝を舞台に争われ、北村宏司騎乗の5番人気キタサンブラック(牡3=栗東・清水久厩舎、父ブラックタイド)が優勝。道中5番手からギリギリまで追い出しを我慢し、最後の直線で満を持して抜け出すと、迫る後続を振り切り最後の一冠を手中にした。良馬場の勝ちタイムは3分3秒9。 キタサンブラックは今回の勝利で7戦5勝。重賞は2015年GIIスプリングステークス、同GIIセントライト記念に続く3勝目、GIは初勝利。騎乗した北村は菊花賞初勝利、同馬を管理する清水久詞調教師は開業7年目にしてGI初勝利となった。また、同馬のオーナーである(有)大野商事の北島三郎さんも、これがうれしいGI初勝利となった。 なお、クビ差の2着には福永祐一騎乗の2番人気リアルスティール(牡3=栗東・矢作厩舎)、さらに半馬身差の3着にはクリストフ・ルメール騎乗の