京都 送り火と別に燃やす考え 8月8日 19時52分 京都の「大文字五山送り火」で東日本大震災の被災地の松の木を燃やす計画が、放射性物質への不安の声を理由に中止になったことについて、京都市の門川大作市長は、「遺憾だ」としたうえで、送り火とは別に京都で松の木を燃やせないか、関係者に働きかける考えを示しました。 今月16日に京都市で行われる「大文字五山送り火」では、津波で被害を受けた岩手県陸前高田市の国の名勝「高田松原」の松で作ったまきを燃やす計画が進められてきましたが、「放射性物質が出るのではないか」といった不安の声が寄せられ、中止されました。京都市によりますと、計画の中止を受けて、送り火の保存会はまきが保管されている陸前高田市内で8日夜、まきを燃やしたいとしているということです。これについて、京都市の門川市長は、NHKの取材に対し、「放射能の心配がないのに京都で松を燃やせないのは非常に残念