岐阜市選管は、16日投開票の衆院選と最高裁裁判官国民審査で、市内の投票所1か所の開始時間が27分遅れるトラブルがあったと発表した。 担当の市職員が寝過ごしたのが原因という。 発表によると、同市森東の三輪南第2投票所で、投票用紙と有権者名簿の搬入担当の男性職員(49)が遅刻し、午前7時の開始が27分遅れた。 この間、有権者3人が訪れ、1人が開始を待って投票。いったん帰宅した男女のうち、女性はその後戻って投票したが、男性はそのまま仕事に出たという。 男性職員は15日午後10時過ぎ、市選管で同投票所で使う有権者名簿、小選挙区と比例選、国民審査の投票用紙計約4500枚を自宅に持ち帰り保管していた。 記者会見した市選管の服部悦郎事務局長は「このような事態を起こし、申し訳ない。最も安全な方法として、これまで投票用紙などを自宅で保管してきたが、今後、再発防止策を講じたい」と話した。