ロイター通信は3日までに、中国共産党幹部の「派閥」や幹部同士の関係などを整理したデータベースをネット上に公開した。データベースは英文だが、中国国内からはアクセスが制限されており、中国当局が閲覧を規制しているとみられる。 データベースは「コネクティッド・チャイナ」。中国指導部を含む幹部や長老を「太子党(高級幹部の子弟)」や「共産主義青年団(共青団)派」「清華大学閥」などの「派閥」に分類。また、どの幹部とどの幹部の関係が近いのかが相関図で詳細に分かる仕組みになっている。 中国の改革派研究者はデータベースについて「党は一枚岩を建前としており、全国人民代表大会開幕直前の(データベース)公開に神経をとがらせているのではないか」と話している。(共同)