丸井はもはや「百貨店では無い」8期連続増益の理由 丸井といえば赤いカードを武器に若者に割賦販売を普及させ、デザイナーズ・ブランドなどで若者のファッションをリードするオシャレの象徴だった。いつの間にか丸井は小売りよりも金融事業が中心会社になっている。時代に合わせて変革している丸井グループの現状に迫ろう。 小売業から変革する丸井グループ 丸井グループ <8252> の業績は好調だ。本業の利益を示す営業利益は10年3月期以降17年3月期までで8期連続増益となっている。競合する百貨店などの小売業がデフレで苦しんでいたのと同様に小売り事業は厳しいが、小売り事業のSC化、フィンテック事業を伸ばすことで増益を続けており、今期も9期連続営業増益を見込んでいる。 売上や利益ではいまだにバブル期を越えることは出来ないが、会社の内容は既存の小売業から完全に変革したといってもいいだろう。 17年3月期の丸井グルー