8月15日、何かあっても必ず「出し惜しみ」をするのは、非常に代償の大きな習慣と言える。写真は7月、北京の集合住宅建設現場で撮影(2022年 ロイター/Thomas Peter) [香港 15日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 何かあっても必ず「出し惜しみ」をするのは、非常に代償の大きな習慣と言える。中国経済が悪化を続けているというのに、政府はそれに歯止めをかけるために幾つかの政策的なブレーキを解除するのをためらっている。15日には、特に企業借り入れや若者の失業率など一連の指標が失望を誘う内容だったことを受け、人民銀行(中央銀行)が2つの政策金利引き下げに動いた。これは効果がないだろうが、政府はなお財政出動に消極的だ。 習近平政権を悩ませている経済危機は主として低調な需要に起因している。新型コロナウイルスの集団感染に対応して各地でロックダウン(都市封鎖)を実施した結果、消費者と消