有害サイト規制の要所で見かける松下政経塾出身の議員 今年六月に成立した有害サイト規制法には、松下政経塾に関係する国会議員が与えた影響が大きい。私の言う松下政経塾に関係する議員とは、同塾出身の議員のほか、同塾出身の議員を明瞭に、かつ組織的に支持する国会議員のことを指す。したがって、2005年の民主党代表選で前原誠司を支持した民主党内のグループ「凌雲会」に所属する議員は同塾に関係する議員である。 自民・民主党で法案作成のトップは同塾関係者が務めている。自由民主党の青少年問題委員長は同塾出身の高市早苗衆院議員が務め、法案作成の「中心的な役割」を果たしているとしてオーマイニュースのインタビューを受けた。これはよく知られているところであろう。また、民主党の「違法・有害サイト対策プロジェクトチーム」の松本剛明座長、高井美穂事務局長の両名は凌雲会に所属している。 そして国会においても同塾に関係する議員が