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ブックマーク / urbansea.hatenadiary.org (2)

  • 太田英子との蜜月 - 北小路ゲバ子の恋

    隣り合った女の左肘と私の右肘がぶつかり、その度に互いに顔を見合わせた。左利きと右利きが隣り合ったのだから仕方がない。そんなこんなで太田英子と親しくなった。バイト先で知り合った上和田義彦君のライブに出向き、その後に催された打ち上げにのこのこと出かけた際のことである。 二十世紀のお終い近く、ふり返るにその秋は珍しく仕合わせであった。私が仕合わせだった時期などほとんどないのだから、貴重なそれである。TBSで「青い鳥」をやっていた秋である。霧に包まれた京都競馬場でエリモダンディーが京阪杯を勝った秋である。暮れには西早稲田のACTミニシアターでボリス・バルネット特集があり、中野武蔵野ホールでは黒沢清の「蛇の道」がひっそりと上映された。 そんな季節、私は太田英子と蜜月であった。 太田英子は悪い冗談のような話を始め、次第にずるずると鼻水をすするようになった。「ほら」といってシャツから肌を露出すると、そこ

    太田英子との蜜月 - 北小路ゲバ子の恋
    mahal
    mahal 2009/10/13
    1週後の*タイキフォーチュンの結果を思うに、また味わい深いというか、細かいところで(競馬ファンの内輪ウケ的な)サービス精神のある文章だ。
  • ナンシー関「男らしいぞ埼京線」 その他 地下鉄出口および干物 - 北小路ゲバ子の恋

    東京エスカレーターさん館の「わかりにくい趣味ネットワーク 最新ピックアップ」コーナー*1にて、当ブログの高架写真がチョイスされておったぞよ。名誉名誉。にしても「わかりにくい趣味」とはステキですね(byEXテレビ月曜日の村田昭治教授)。この手のは赤瀬川原平らの「路上観察学会」がルーツかも知れんが、私の場合はナンシー関の「男らしいぞ埼京線」(「何様のつもり」収録)によって開眼。これは「男らしい」が誉め言葉でなくなった時代に「男らしい」の用途が変わったことを指摘したうえで次のように書いている。(今でこそJR埼京線は大宮−大崎間を走っているが、これが書かれた89年当時は大宮−新宿間で運行されていたことに注意して、以下を読まれたい) 「男以外のもの」を形容するという新たな使命を持った「男らしい」だが、先日この形容詞が最もピタリとくるものをみつけた。 それは「埼京線」である。 埼京線は埼玉と新宿を結

    ナンシー関「男らしいぞ埼京線」 その他 地下鉄出口および干物 - 北小路ゲバ子の恋
    mahal
    mahal 2009/01/20
    「首都圏最速は京浜急行、首都圏最強は埼京線」って言い回しが「電車でD」辺りにあった気がする。アレの作者、関西人やけど。
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