2010年2月1日時点の就職内定率が昨年比で6.3%も下落し、過去最低を更新した。元祖氷河期の底である2000年を下回ったことから、今回の就職氷河期が元祖以上の寒さであることは確実となった。それだけ、現在の日本企業が余剰人員を抱えこみ、かつ先行きが不透明であるということだ。そういったツケはすべて新卒者が負担することになる。 >>29歳の働く君へ・記事一覧 基本給の「4か月分上乗せ」で解雇可能に 抜本的な対策は、いつも言っているように正規雇用全体の規制緩和と流動化しかないのだが、これはハードルが高すぎる。いや、日本以外ではどこでもやっている話なのでけして難しいわけではないのだけど、少なくとも連合陛下バンザイ!の民主党が与党にいる限りは絶望的だ。 というわけで、ここはひとつ発想を変えて、入口の流動化から検討してはどうだろうか。つまり、これから就職する人間にだけ、特例的に金銭解雇や処遇の変更を柔