去年、コロンビア大学で国際法の授業を聴講している際、Waterboardingという単語に何回も出くわした。手持ちの英和辞書を繰っても見つからない。ネットで調べてみたところ、鼻や口に水をかけて溺れたような感覚に陥らせる自白強要手段のことであった。Space ALCの英和辞典では「〔拷問・自白強要のための〕水責め」と説明されている。 Waterboardingとは? ウィキペディア(英語版)によれば、Waterboardingの歴史は古く、スペインのイスラム教徒に対する異端審問に遡るという。ここでイスラム教徒が出てくるのは何か歴史の綾を感じさせる。日本でも戦前、憲兵隊が採用し、またアメリカ軍捕虜に対しても類似の方法で自白を強要したそうだ。日本人にとっても他人事ではない。 さて、この古色蒼然とした非人道的な自白強要手段をつい最近まで実施していた国がある。北朝鮮やイラクのことではない。アメリカで
![拷問にお墨付きを与えた法律家 | アウトサイダー・ダイアリー](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/acce5fe4b38f425496778d29072a25c5531ac29c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpds.exblog.jp%2Fpds%2F1%2F200904%2F29%2F98%2Fe0145798_10211652.jpg)