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ブックマーク / masahiroito.hatenablog.com (7)

  • 最高裁の違憲判決 - Footprints

    屋で何気なく取った新書。これはロースクール生,法学部生にお勧め。 最高裁の違憲判決 「伝家の宝刀」をなぜ抜かないのか (光文社新書) 作者: 山田 隆司出版社/メーカー: 光文社発売日: 2012/02/17メディア: 新書購入: 6人 クリック: 51回この商品を含むブログ (8件) を見る 著者は,新聞記者であり憲法の研究者の山田隆司氏。 通常の憲法の教科書と異なるのは,違憲判決(法令違憲はすべて,適用意見についてもほぼすべて)を,制限された権利(根拠となる条文)ごとに整理するのではなく,時系列に整理していること。その当時の時代背景や,なぜその長官が指名されたのかといった政治的背景などを軸に説明している。 事案の説明や,争点,判旨の説明は,一般向けに書かれた新書であるから,わかりやすく(とはいっても,法律の勉強をしたことがない人にとっては難しいと思う),憲法の基的な講義と並行して読

    最高裁の違憲判決 - Footprints
  • TAの個人面談 - Footprints

    ロースクールの夏休み期間を利用して,TAゼミ生たちと個人面談を行った。 私が一番に伝えたいと思うことは,受験勉強における「自己管理」なので,これまでのゼミに加えて,いろいろなテーマを与えてきた。 まず,1年後期,ゼミ組成間もないころは,勉強時間を記録してもらう,ということ。勉強時間が周りの人に比べていかに足りていないか,日によってバラツキが生じるか,ということを実感してもらった。確保した勉強時間で何をやるか,というところまでは特に求めていなかった。 2年前期になると,1週間単位の時間割を作ってもらった。 http://d.hatena.ne.jp/redips/20100426/1272289195 演習科目が増え,予習の負荷が高まる中で,いかに時間をうまくやりくりするかということの重要性を実感してもらった。ただ,現実には,ほとんどの学生は(私もそうだったが)予習→講義出席の繰り返しと,定

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  • 4割が就職先未定 - Footprints

    たまには業に関わる話を。就職難が一層厳しいとは聞いていたが,年々激しくなる。 氷河期の弁護士…司法修習生4割が就職先未定 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100812-OYT1T01155.htm リンク先のグラフにもあるが,私の修習当時(2年前)の同じ時期では,だいたい5人に1人くらいは決まっていないくらいで,最終的に修習が終わるころには決まっていない人はほぼいない状態に落ち着いた。 現時点で4割を超える人が未定だとすると,あと3ヶ月くらいで全員が決まるということは到底期待できない。 「もう70以上の事務所から採用を断られた」。弁護士希望の男性(34)は、昨年の司法試験に合格し、司法修習が終わる今年末以降の開業を目指すが、就職のめどが全く立たない。 私も,司法修習に入る前だが,20以上の事務所から採用を断られた。ただし,明示的に「断る」

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  • センスある答案 - Footprints

    ロースクール生のゼミの中で,ゼミ生の書いた答案を読んでいると,「この人はたぶん番試験も大丈夫だろうな」と思えるような答案がときどき登場する。 ゼミ生は,まだ1年次が終了したばかりなので,「今すぐ受験しても合格しそう」という話ではない。それに,私が見た答案というのは,試験とは異なり,事前に問題の内容をゼミで検討した結果に基づいて,PCで書いてきてもらったものなので,条件が全く違う。ただ,それでも,冒頭で述べたような感覚が生じることがある。 以前,当ブログで論文力について思うところを書いた(http://d.hatena.ne.jp/redips/20071012/1192116169 以下)。これに照らして考えると,事前に基的事項の確認をするということで,論文要素の一つである「知識量」を一定レベルにし,考え方を議論・説明することで,「分析力」をある程度底上げする。ゼミ生が答案にするときは

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  • 採用側の論理 - Footprints

    先日,弁護士会関連の飲み会で,先輩弁護士の方々から聞いたお話。 その輪には,新人である私や,修習生もいたことから,必然的に就職だとか,新制度(ロースクール,新試験,修習の短縮等)の話題になる。 話自体は,これまでに聞いたことがあるものばかりだが,やはり肉声として聞いてみると,認識が厳しいなあと感じる。たとえば, ロースクール出身者は,やっぱり,基礎的な実体法の理解が甘いですよ。聞いてみると,基書を『一応,読んだ』といっている程度みたいじゃないですか。ロースクールの教員も,先端的なことばかり教えようとしすぎですよ。ロースクールが悪い。 私の周りでは,基書を「一応,読んだ」というだけの人はいないし,他方で,「基書を買ったことがないけど合格した」という旧試合格者もいたりするのだが,そのあたりは反証を出し合っても仕方ない。 はっきりいってね,多様な人材っていったって,こっちは別に求めてないの

    採用側の論理 - Footprints
  • 卒業後の進路(6) - Footprints

    2週間ほど間隔が開いてしまったが,目標設定のポイントの続き。 これまでの内容は, その(5) http://d.hatena.ne.jp/redips/20090726/1248613492 その(4) http://d.hatena.ne.jp/redips/20090721/1248187670 その(3) http://d.hatena.ne.jp/redips/20090718/1247927278 その(2) http://d.hatena.ne.jp/redips/20090716/1247756377 その(1) http://d.hatena.ne.jp/redips/20090715/1247585905 で,おおざっぱにいうと, 卒業後の進路を考える上では,「目標設定」と「調査」が重要 「目標設定」する上でのポイントは5つ とした上で,これまで「いろいろな切り口で」「で

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  • 修羅場 - Footprints

    弁護士登録後数か月,これまで肉体的にも精神的にも余裕を持ちながら仕事をしてきたつもりだったが,先週金曜日(24日)は,修羅場だったと思う。 25日朝までに,交渉の相手方にプロポーザルを提出しなければならない,という状況で,前日から2,3度クライアントとやり取りしていた。24日17:00ころには契約書ドラフトを作成し,クライアントに送ったので,ひとまず役目終了か,と思っていたところ・・ 21:00過ぎに連絡があり,「まだいろいろと相談したい個所があるので,これから会議がしたい。」といわれ,22:00過ぎにクライアント先へ。着いてみると,クライアントおよびビジネスコンサルタントが合計10名超。こちらは私1名。 そこから,数時間,質問の嵐に遭い,脊髄反射で回答しつつ,プロジェクタにつながっているPCを操作してドラフトをその場で修正。 何とか終わったのが翌5:30ころだったか。 夜通し仕事をしたこ

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