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ブックマーク / thefirstpenguin.jp (4)

  • 「30歳を過ぎると起業が難しくなる」と言われる理由

    僕はシード投資家です。シードとは、会社と事業の設立準備をしている段階を意味するのですが、今後、どのような市場を狙い、どのような事業を展開させていくか、などはこのタイミングで検討します。 僕は21~52歳という幅広い年齢層の起業家たちを支援していますが、基的に若い・若くないに関わらず「スタートアップをやれる気配」があれば支援することにしています。一方で、やはり年齢が高くなればなるほど、スタートアップをやるのが難しくなる傾向があるなぁと感じてしまいます。 30歳過ぎると起業が難しくなるなぜ、年齢が高くなるほど、スタートアップをやるのが難しくなるのでしょうか。 まず、スタートアップをやるときは、年齢が高い人ほど経験や実績が邪魔になってしまうということが挙げられます。 人は、経験値が増えると「何かをうまくやること」が上手になります。しかし、スタートアップでは、どんな事業がヒットするのかわからない

    「30歳を過ぎると起業が難しくなる」と言われる理由
  • 起業するのはカンタンだけど“会社っぽくする”ことが、難しい

    僕が「起業で大事なこと」を挙げるとしたら、以下の3つです。 ・3人で起業すること ・代表は1人に絞ること ・「集まれる場所」を確保すること まず1つ目。なぜ「3人で起業すること」が大事なのかというと、1人だけでは会社がスケールしにくいからです。チームで起業をしないとなかなか会社を大きくすることはできないのではないかと思っています。 そもそも会社とは、人数を増やしていくことがとても難しいものです。1人からスタートすると、リソースが少ないため、事業を作りづらく、さらに創業者1人の期間が長い会社は、周囲から「入りづらい」と感じられてしまいます。 会社を成長させる、また、新しく入社する人が入りやすくするためにも「3人で起業する」ことをおすすめしています。 もちろん、「2人で起業する」のもいいですが、2人はチームとは言えないのです。音楽にたとえて言うと、B’zが「バンド」とは呼ばれないように、やはり

  • 新しい事業はできる限り小さく始めると上手に失敗できる

    起業するときには、最初から大きく投資するより、小さく始めて、早めに事業の鍵を見つけておくことが大事です。 私は大学卒業後、ケロッグMBA、マッキンゼーを経て、2000年に家業である日交通に入社しました。親から好きなようにやれと言われていたこともあり、今まで2社の社内ベンチャーを立ち上げました。1社目は最初から大きく投資してしまったため、大きく損失を出してしまったのですが、2社目は最小限の失敗に抑えることができました。 1社目の失敗1社目は、2000年7月7日に「日交マイクル」というタクシー事業の子会社の立ち上げです。 コンサルタントをしていた経験から、「タクシー事業を始めるならある程度大きく始めないといけない、じゃあ車は50台ぐらいで50人雇おう」という発想で始めたのですが、結果は、毎月2000万円以上の赤字が出て、1年間で2億数千万円の累損になりました。 正確にいうと、1社目の事業は「

  • 社内改革は、成果が出やすい小さなことから始めるといい

    どちらかというと私は、いわゆる起業よりもマッキンゼーでのコンサルティングや日交通の企業再生のキャリアが豊富です。なので、今回は企業における社内改革の話をしたいと思います。 企業には、すぐには結果が出ないけれども大事なことがあります。たとえば、私の会社では「事故防止」です。タクシーの運営事業者にとっては、安全が一番大事です。 しかし、安全に関する施策が実を結ぶまでにはある程度時間がかかります。こちらが望まなくても事故が起きてしまうこともあります。事故を起こさないようにあらゆることを一生懸命やって、「事故数が前年比1割減りました」となっても、事故にはさまざまな要因が重なりますので、当にその施策によって減ったのかがわかりません。 企業再生時の社内改革の仕事を通して、私は、社内改革においては、このような大事だけれども結果が見えづらいことよりも、まずはわかりやすく結果の出やすいものにフォーカスし

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