2つのパスワードや2つの大容量データなどを比較する際、そのデータをそのまま比較するのではなく、そのデータを元に生成した固定長(16/20/32/48/64bytesなど)の一意な値、いわゆる「ハッシュ値」を使うということがよくある(※なお、このハッシュ値は不可逆なデータで、ハッシュ値から元のデータに戻すことはできない。つまり、ハッシュは「一方向の暗号化」である)。このハッシュ値は、元のデータが1bitでも異なると大きく変化するため、特にテキストやファイルが改ざんされていないかをチェックするのに適している。 ハッシュ値の活用例としては、例えばパスワードの保存がある。ハッシュ値を使えば、生のテキスト・パスワードを保存しなくて済むので安全性が高まる(万が一、ハッシュ値が漏れても、それから実際のパスワードは取得できない)。また、例えば2者間で送受信したデータが不正ではないかをチェックしたいときにも