2000年前後のインターネットブームは、楽天やamazon、また2ちゃんねるなどのマンモス系サイトだけではなく、個人運営による「テキストサイト」文化が主翼を担っていた。 こうした人気サイトは、笑えるネタやシニカルな評論などを毎日のようにアップし、「インターネット時代のエッセイスト」として多くの読者を集めた。そして、HTMLページを編集し、テイストを似せた「同人的テキストサイト」が作られるほどの一大ブームになったのだ。「どこにでもいる個人の、リアルで笑えるエッセイ」という楽しさがブームを牽引した。 だがその後、ブログサービスやSNSが「テキストサイトらしきもの」の敷居を下げたことで、多くのテキストサイトは閉鎖や路線変更を余儀なくされた。存続しているサイトでも、ほとんどは全盛期に比べて更新頻度が下がっている。 そんな中、現在も毎日更新を続けているテキストサイトが存在する。それが連載第23回の「
![ろじぱらのワタナベさんに聞く、テキストサイトの可能性 (1/5)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d9d4f4ddcb50179516d717b9654537c71455ff0b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2007%2F02%2F13%2F16864%2Fl%2F05e6b6709695e7dd.jpg%3F20200122)