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ブックマーク / suumo.jp (73)

  • いつだって出町柳の鴨川デルタに助けられている - SUUMOタウン

    著: ゆりりー 十八の春、大学進学のために初めて訪れた出町柳。京阪電車の京都側の終点であることは知っていたけれど、行ったことはなかった。期待感とすこしの不安を持って駅の薄暗い階段を上ってゆく。地上に出るとぱっと明るくなる。目の前には立派な橋と二の川が交差する。川に空の色が反射してキラキラしている。桜の花が色めいている。人がたくさんいて、心なしかみんな浮ついた表情をしている。 なんだか素敵なところに来ちゃったな。 京都のことはすこしも知らなかったけど、そんなふうに思った。 それから十年近くが経つけれど、わたしはそこに住んでいる。 一年前に夫(当時は彼氏)と「川のそば」という条件で家をさがしていた。大学生のときも新卒のときも川のそばに住んでいて、その風景がとても気に入っていたから次も同じがよかった。そして何気なく見つけた築五十年の古民家。玄関の扉を開けたその瞬間から良い家の空気が流れていた。

    いつだって出町柳の鴨川デルタに助けられている - SUUMOタウン
    maicou
    maicou 2018/04/18
    青春やなー
  • 東京で暮らすなら、いつも心に「不真面目」を――みうらじゅんさん【上京物語】 - SUUMOタウン

    インタビューと文章: 朝井麻由美 写真: 関口佳代 進学、就職、結婚、憧れ、変化の追求、夢の実現――。上京する理由は人それぞれで、きっとその一つ一つにドラマがあるはず。地方から東京に住まいを移した人たちにスポットライトを当てたインタビュー企画「上京物語」をお届けします。 ◆◆◆ 今回「上京物語」に登場いただくのは、みうらじゅんさんです。「マイブーム」や「ゆるキャラ」といった言葉の生みの親としても知られるみうらさん。1958年に京都で生まれ、18歳の夏、美大への進学を目指して上京します。そして予備校に通い、2浪を経て武蔵野美術大学に合格。在学中に『月刊漫画ガロ』でマンガ家としてデビューします。 東京で暮らし始めて40年ほど。三鷹や国分寺、高円寺、原宿など、さまざまな東京の街で過ごす中で、泉麻人さんや糸井重里さんらとの出会いをきっかけに「みうらじゅん」としての活動の幅を広げていきます。そんなみ

    東京で暮らすなら、いつも心に「不真面目」を――みうらじゅんさん【上京物語】 - SUUMOタウン
    maicou
    maicou 2018/03/23
    自分は上京後10年で千葉に引っ越して「学研 BOMB!!」創刊から全号(15年分)捨ててしまったときに、サブカル東京人をやめたのだと思う。
  • 中途半端な地元を出るのにきっかけなんかない - 稲田堤~高円寺・荻窪 - SUUMOタウン

    著: ひにしあい ─「このマンションは建て直すので、期日までに出て行ってください」 とても気に入っているマンションに住んでいたら、突然管理会社から退去通告を受けたのが昨年のことだ。 「出て行きたくないけど、出ないといけない」 そういえば、地元を出たときは、出なくていいのに、出て行ったんだった─ *** 地元を離れて12年が経った。 生まれ育った街は、新宿まで京王線で最速20分。 多摩川を越えてすぐの街「稲田堤(いなだづつみ)」だ。 何があるわけでもないありふれたベッドタウンだ。 京王線とJR南武線の2路線が交差し、渋谷には約30分で行ける。パルコも映画館も、2つ隣駅にある。高速のインターも近い。決して都会じゃないけれど、早い話とても便利な地元だった。 地元の友人たちは皆、ほぼ地元を出ないまま嫁に行った。当然だ、出る必要性が全くないのだから。 社会人3年目、私は22歳でこの街から外に出た。

    中途半端な地元を出るのにきっかけなんかない - 稲田堤~高円寺・荻窪 - SUUMOタウン
    maicou
    maicou 2017/12/31
    10年前、多摩川沿いを毎日チャリで走りながら自分の居場所を探してた。「何の所縁もない両親がここに住んだ」という文で、家族ができて家庭を築くと居場所が出来るのだとわかった。故郷になるわけだから。
  • 二拠点生活は基本「無理ゲー」だが、チャンスと娯楽は二倍になる (寄稿:徳谷柿次郎) - SUUMOタウン

    著: 徳谷 柿次郎 こんにちは、編集者の徳谷柿次郎と申します。 長野にある満開のヒマワリ畑。自然の生命力を感じると共に、ヒマワリをずっと眺めてると「大きな目」に錯覚して怖くなりませんか? 前回、長野⇄東京の二拠点生活が始まったことをお伝えしました。最大の難関である「嫁の理解」を得て、待ち望んだ世界に飛び込んだわけですが……。 これが慣れるまで超大変! 世の中にあまり参考事例がないのはもちろん、環境によって悩みが変わってきます。片方は実家なのか。両方とも賃貸物件なのか。 二拠点生活のやり方も何パターンか考えられるわけですが、私が選んだ選択肢は「賃貸」×「賃貸」の組み合わせ。 これがまぁ、ググっても絶対に答えの出てこない世界なわけです。当たり前ですが、単純にお金が二倍かかることは先にお伝えしておきます。 地方創生や働き方改革の文脈で「豊かな移住生活」「都市と地域を行き来する二拠点生活」とよく語

    二拠点生活は基本「無理ゲー」だが、チャンスと娯楽は二倍になる (寄稿:徳谷柿次郎) - SUUMOタウン
    maicou
    maicou 2017/09/15
    自分はこういうときに一切(プロの業者以外の)手を借りない主義なので、すごく羨ましく、また他方では「人間関係めんどくせえ」と思うw
  • 都心との距離感が絶妙。「住みやすさ」に溢れた街、稲田堤 - SUUMOタウン

    著: オバラミツフミ 東京に憧れて地元・秋田県湯沢市から東京の大学へ進学して5年目になりました。 僕の地元、秋田県湯沢市にはマクドナルドもケンタッキーもありません。電車は1時間に1。2両編成なのにガラガラ。メインストリートにあるお店は午後5時にシャッターが閉まり、冬になれば「これでもか!」と雪が降る、それはそれは想像しやすい田舎町です。 そして案の定、高齢化が進んでいます。実家が旅館業を営んでいることもあり、温泉に来る近所のおじいちゃんおばあちゃんたちとおしゃべり三昧。可愛がられて育ちました。 実家から見た地元の風景。見渡す限りの山、山、山 そんな地元は今でこそ「人の魅力に恵まれたいいところ」だと思えますが、当時は田舎で過ごす時間に比例して、都会への憧れが強くなっていきました。特に高校生のときは、とにかく一度東京に住んでみたいと、唯一地元を出るチャンスだった大学受験をいまかいまかと心待ち

    都心との距離感が絶妙。「住みやすさ」に溢れた街、稲田堤 - SUUMOタウン
    maicou
    maicou 2017/06/20
    駅前から山に向かってどんどん登っていくとヴェルディのグランドがあるよ。頂上は気持ちいいよ。
  • 歩いて食べて、の繰り返しで好きになる「池尻大橋」 - SUUMOタウン

    著: トミヤマユキコ 池尻大橋との出会いは、今から10年ほど前にさかのぼる。大叔母から借りていた要町のマンションが、彼女の高齢化にともない売りに出される運びとなり、「ならば三軒茶屋に引越したい!」と思っていたわたしに、中学時代からの友人ゆみちゃんが「うちの親がマンション経営やってて、三軒茶屋の隣町に物件があるんだけど、空きがあるか聞いてあげようか?」と言ってくれたのだった。渋谷から二駅という便利さにもかかわらず都会っぽさがあまりなく(褒めてます)、シブい飲み屋やのんびりとした商店街がある三茶にわたしは憧れていた。 その時点で池尻大橋のイメージは限りなくゼロに近かった。でも、大好きな三茶に歩いて行けるのだから文句はない。結局わたしはほかの物件を一切見ることなくそのマンションに入った。そして数年後、いまのパートナーと付き合い始めると、大家さん=ゆみちゃんパパが「別のマンションの部屋がひとつ空き

    歩いて食べて、の繰り返しで好きになる「池尻大橋」 - SUUMOタウン
    maicou
    maicou 2017/03/26
    こないだ渋谷から246を徒歩で帰ったが、ラーメン屋がすごく多くて、みんなラーメン食いすぎだろって思ったな。
  • 私がこの街を好きな理由 ~所沢~ - SUUMOタウン

    著: SUUMOタウン編集部 地元在住の人に街の魅力を語ってもらうこのシリーズ。今回紹介するのは、都内に通勤しやすく家賃もお手ごろな街、所沢。案内人は、「たわし」をリードにつないで犬のように散歩させている所沢の有名人、「たわしおじさん」。 実はこの「たわしおじさん」は、所沢小学校・所沢中学校・所沢高校と、すべて「所沢」とつく学校を卒業した生粋の所沢人。当は「所沢大学」に行きたかったが、なかったのでやむなく都内の大学に進学したという変わり……いや、深い所沢愛の持ち主だ。 そんなたわしおじさんの口から語られる所沢の魅力とは? 所沢ってどんなところ? たわしを連れて、多摩湖畔を散歩するたわしおじさん シルクハットたわし。たわしは季節によって仕様が変わる 早速、所沢ってどんな街なんですか?と尋ねると、 「埼玉のソウルフード、山田うどん発祥の地です」 と言うたわしおじさん。 所沢市上安松にある山田

    私がこの街を好きな理由 ~所沢~ - SUUMOタウン
    maicou
    maicou 2017/03/13
    船橋からの引っ越し候補先のひとつとして考えてて下見まで行った。ちょっと都心から遠いのと、街中が西武カラーで占められてたのがちょっとアレだなと思って候補から消したな。
  • 田舎が嫌いだったんじゃなくて、自分が嫌いだったんじゃないか【群馬県前橋市】(寄稿:朽木誠一郎) - SUUMOタウン

    著: 朽木誠一郎 2浪1留で6年制の大学を卒業したら27歳になっていた。不覚である。 大学は群馬県の前橋市というところにあった。人生の4分の1相当の時間をそこで生活したことになる。当時、僕は前橋が嫌いだった。 前橋市内の風景(画像:PIXTA) 前橋にも、そもそも群馬にも、縁もゆかりもなかった。受かった大学に入ったというのが正直なところだ。 赤城山と榛名山と妙義山に囲まれた市内には、大学と県庁くらいしかめぼしいものはない。遊び場は自遊空間かラウンドワンで、車社会だから飲み屋に行くにも運転代行が必要だった。 隣の高崎市は新幹線の停車駅で、セレクトショップやクラブがあり、郊外にはイオンモールもあった。週末はそこいらで過ごしたりしたけれど、そういうのもだんだん面倒になって、仲間内でもっぱら宅飲みをしていた。 内向的な性格というわけではないものの、次第に田舎らしいムラのようなコミュニティーが生まれ

    田舎が嫌いだったんじゃなくて、自分が嫌いだったんじゃないか【群馬県前橋市】(寄稿:朽木誠一郎) - SUUMOタウン
    maicou
    maicou 2016/11/25
    そういえば関東唯一の親戚がいるな。一度だけ行ったことがあり、榛名やら伊香保やらあちこち観光案内されて楽しかった思い出が。
  • 『もし京都が東京だったらマップ』の作者に聞く “いま”の京都

    京都が好きで好きで「京都に住む」ことを目標にしている筆者。以前当サイトでも紹介した京都移住計画の「住」部門を担い、不動産のプロとして活躍する岸千佳さん(30歳)が、2015年にブログに発表して話題になった「もし京都が東京だったらマップ」が、9月10日に新書として発売されると耳にした。さっそく話を伺いに行って、最近の京都事情を教えてもらった。 神社仏閣などの歴史をひもとく「京都」ではないを出したかった 「京都に住んでいないけど京都が大好きという人たちのなかには、京都は全部が神社仏閣や京町家だと思っているようなところがある。京都にはもっといろいろな顔があって、それを知ってもらいたいと思いました」と岸さん。確かにそういう場面は多い。筆者が京都好きだというと「おすすめのお寺は?」とか「見どころは?」とか聞かれて困ることが多い。年に何回も行ってはいるが、毎回そういった観光地に行っているわけで

    『もし京都が東京だったらマップ』の作者に聞く “いま”の京都
    maicou
    maicou 2016/09/12
    いろいろと腑に落ちて面白い地図。
  • キラキラしていない恵比寿の隅っこに暮らす(寄稿:灰色ハイジ) - SUUMOタウン

    著: 灰色ハイジ 住みたい街ランキング1位になったり、駅の西口にアトレの新館ができたりと、何だかキラキラしているイメージがある街、恵比寿。 そんな恵比寿に住み始めたのは、2年ほど前のことだ。 初めは恵比寿に住むことなんて考えていなかった。引越しを検討していて良さそうだなぁと思い見ていた物件が、たまたま好きなデザイン事務所が施工していると分かったのだ。そのとき「ここしかない!」と思ったことを、今でもはっきり覚えている。 建物ありきで決めたので、住み始めてから「ここはどんな場所だろう?」と思い、街を見て回ってみた。私が住んでいる場所は、恵比寿駅からは離れているためか飲店なども少なく、すごく静かな住宅街で、私の中の「キラキラした恵比寿」のイメージと異なっているのがとても良かった。 恵比寿のY字路 住んでいる場所は恵比寿、中目黒、目黒、どの駅からも徒歩15分ほどあり、不便と言えば不便なのだけれど

    キラキラしていない恵比寿の隅っこに暮らす(寄稿:灰色ハイジ) - SUUMOタウン
    maicou
    maicou 2016/08/25
    山手線内側の陸の孤島っていいんだよね。
  • 都会と下町、まるで違う二つの顔を持つ街「西新宿」(寄稿:雨宮まみ) - SUUMOタウン

    著: 雨宮まみ 青春、という言葉は大嫌いだけど、自分のこれまでを振り返ってみて、いちばん青春っぽかったのは、西新宿で暮らした25歳~35歳の10年間だったのではないか、と思う。 西新宿に引越したのは、会社を辞めてフリーライターになるタイミングだった。とにかく貧乏になることは分かりきっていたし、出版関係は新宿での飲み会が多かったので、付き合いで行かなきゃいけないことを考えて「新宿からタクシーで千円ぐらいで帰れる距離で、家賃がなるべく安いところはありますか?」という、かなりアバウトな条件で物件を探した。「会社員」という肩書きがないと、家を借りるのは難しいと思っていたので、とにかく慌てて探していた。そして、「ここならなんとか住めるな」と思った西新宿の古いアパートの1階に引越した。 実際にタクシーを利用することはほとんどなかった。歩いて帰れたからだ。お金がなくて仕事がなくて時間だけがあり余っている

    都会と下町、まるで違う二つの顔を持つ街「西新宿」(寄稿:雨宮まみ) - SUUMOタウン
    maicou
    maicou 2016/08/04
    西新宿「聖地」は僕にとっても庭だった。混沌として面白い。アイス工場とかあった気が。
  • 世田谷線に乗って、欲張りな人の街、三軒茶屋へ - SUUMOタウン

    著: はせおやさい 一番長く住んだ街が、三軒茶屋でした。 たくさんの思い出とエピソードがあって、今でも大好きな街です。最初は「職場に近いから」という理由だけで選んだのですが、暮らしてみると居心地がよくて、なんだかんだで、8年ほど住みました。小さな映画館や劇場があるし、TSUTAYAは深夜まで営業しているし、飲み屋や美味しいお店は数えきれないほどある。街を歩けば俳優さんやお笑い芸人さんとよくすれ違う、いかにもな「都会の街」です。 渋谷駅からは急行で1駅。ドラマや映画の舞台に使われたり、素敵なカフェやビストロも多いことから「おしゃれな街」というイメージがあるかもしれませんが、昔ながらの下町情緒を残すお店もたくさんあって、生活に密着した、とても住みやすい街なんです。 そして生活感あふれるお店が軒を連ねる一方で、狂言師・野村萬斎さんが芸術監督を務める劇場や、BLANKEY JET CITYなど多く

    世田谷線に乗って、欲張りな人の街、三軒茶屋へ - SUUMOタウン
    maicou
    maicou 2016/07/21
    先週乗ったばかり!目的地も下高井戸シネマだったし!
  • 極私的池袋探訪 - SUUMOタウン

    著: メレ山メレ子 前に住んでいた街、池袋を半日かけて歩いてみることにした。 池袋にいたのは、もう10年ほど前のことだ。大学3年生から学部卒業後にかけて、2年弱という短い思い出でしかない。でも、今までの住居生活のなかでも九州の実家と同じくらい思い出深く、懐かしい場所だ。 JR・東京メトロ・西武鉄道・東武鉄道が乗り入れるビッグターミナル。「不思議な不思議な池袋~ 東は西武で西・東武~」とビックカメラのCMソングにもあるとおり、東口に西武百貨店・ロフト・パルコ、西口に東武百貨店とマルイを抱えるデパート天国だ。サンシャイン通りの混雑もあって喧騒のイメージが強い街だが、少し駅から離れるといろいろな顔を見せてくれる。 1. 池袋チャイナタウンにて 池袋駅に着いたのは昼過ぎのこと。まずは腹ごしらえすることにする。 気取らずボリュームのある、東北系中華のお店「永利」。池袋といえばラーメン店が有名だが、わ

    極私的池袋探訪 - SUUMOタウン