photo:the_tjb これまで人体の再生は漫画やアニメの世界だけのものだったが、これからは違う。遺伝子操作の力によって、人間は失ったパーツを取り戻すことを可能にした。切断された手足も、折れた背骨も、そして脳すらも再生できるのだ。 この驚異の研究はアメリカ、ペンシルベニア州フィラデルフィアにあるウィスター研究所にて進められているもので、“p21”と呼ばれる遺伝子を意図的に不足させる(もしくは機能させない)ことで失われたパーツの再生が可能になるという。 “p21”遺伝子は両生類などの一部の生物にとって細胞の再生を手助けする遺伝子だが、それ以外の生物にとってはその再生を妨げる働きをしていることが分かった。そのため、この“p21”遺伝子の機能を停止することによって、人間は再び成長することができるのだ。 通常、哺乳類は傷跡を作ることによって傷の再生を行うが、この“p21”遺伝子を欠乏させたマウ