貸金業法の改正で従来の金融業者が整理されていく中、クレジットカードのショッピング枠を現金化する方法で業績を伸ばしている業者が、東京国税局から所得税法違反の疑いで東京地検に告発されたことがわかった。改正貸金業法が骨抜きにされかねない、と不安視する声が出ていたが、実際に利用が進んでいることが裏付けられた格好だ。 告発されたのは、ショッピング枠現金化店舗を経営する福場秀樹オーナー(32)。 関係者によると、消費者金融会社に勤めていた福場オーナーは4、5年前に独立してショッピング枠の現金化を始めた。「ユニティーワン」(東京都渋谷区)など4グループを展開。それぞれがインターネット上に「ハートステーション」「城南ギフト」など複数の現金化サイトを運営していたという。 福場オーナーは、各店長名義で開設した銀行口座に振り込んだ、現金化による自らの所得を全く申告せず、2008年までの3年間で約1億3千万