富士通研究所(本社・川崎市)は23日、省電力の新型トランジスタを開発したと発表した。11年ごろまでに実用化する。コンピューターなどの電源部分で起きる電力ロスを従来の3分の1以下に抑えられる。小型化できるため、ノートパソコンの電源装置を本体に組み込むことで現在使われているACアダプターも不要になる。 コンピューターは、コンセントからきた交流電流を、電源装置で直流電流に変換して使っている。変換の過程でトランジスタが発熱し、約3割の電力が無駄になっている。 同研究所基盤技術研究所のチームは、現在シリコンで作られているトランジスタを、青色発光ダイオードにも使われている「窒化ガリウム」で作ることに成功した。窒化ガリウムは高電圧への耐性がシリコンの10倍で壊れにくく、電力ロスをシリコントランジスタの3分の1以下にできる。電極間が短くて済むため小型化も可能だ。 多くのコンピューターを連結して大量の
NECが文部科学省が推進している世界最先端・最高性能の「次世代スーパーコンピューター」の開発から撤退することが明らかになりました。 スーパーコンピューターの部門での高い国際競争力から日米の貿易摩擦を引き起こしたほか、2002年~2004年まで世界一の演算性能を実現した「地球シミュレーター」の開発に携わるなどしたNECであるだけに、今回の撤退は今後のスーパーコンピューターの開発に大きな影響を与えることになりそうです。 詳細は以下から。 次世代スーパーコンピュータ・システムの構成を見直す|2009年 プレスリリース|理化学研究所 理化学研究所が発表したプレスリリースによると、文部科学省が推進している「最先端・高性能汎用スーパーコンピュータの開発利用」プロジェクト(次世代スーパーコンピュータ・プロジェクト)の一環として開発を進めてきた次世代スーパーコンピュータのシステム構成を見直すことにしたそう
国家基幹技術に位置付けられている「次世代スーパーコンピュータ」(スパコン)の開発をめぐり、理化学研究所は14日、演算部の開発を担当してきたNECが業績悪化を理由に開発から撤退したと発表した。演算部をともに担当している日立製作所も撤退を決めた。演算部は2社のほか、富士通の計3社で設計を進め、09年度中の試作を予定していた。この影響でスパコン開発計画は一時中断、大幅な見直しを迫られることになった。 次世代スパコンは「計算速度世界一」を目標に、神戸市のポートアイランドで、すでに施設の建設が始まっている。全体の開発費用は1100億円の見込み。 理研次世代スパコン開発実施本部は「世界最高性能という開発目標に変わりはない」としながらも、「演算部の大規模な設計の見直しが必要となった。スケジュール全体をいったん止め、計画を見直す」としている。次世代スパコンは12年の完成を目指していたが、演算部の設計は
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