2015年11月25日に開催された、デジタルアーカイブの連携に関する実務者協議会の第1回の議事次第や配布資料が首相官邸のウェブサイトで公開されています。 実務者協議会は、国立情報学研究所の高野明彦氏を座長とし、文化庁や、国立国会図書館、日本放送協会、公益財団法人放送番組センター、東京国立博物館、東京国立近代美術館などの関係者や、筑波大学図書館情報メディア研究科の杉本重雄氏、秋田県立図書館の山崎博樹氏、東京大学の生貝直人氏などを構成員としています。 実務者協議会では、2015年度中に3回程度の協議会を開催することと、成果として、 ・デジタルアーカイブの構築及び利活用に関する各分野における現況と課題整理 ・デジタルアーカイブの連携方針(案) ・メタデータのオープン化及びコンテンツの利用条件表示に関するガイドライン(案) を「デジタルアーカイブの連携に関する関係省庁等連絡会」に報告することが想定
今年は江戸川乱歩の没後50周年! ……ということで、江戸川乱歩作品の著作権保護期間が過ぎてパブリックドメインとなったのです。 「ローマの休日」など、著作権が切れた名作映画がやたらと安い値段でDVD販売されていたりしますが、それと同じように今年からは江戸川乱歩の小説を誰でも勝手に出版し、販売してもオッケーということ。 いつかボクが乱歩本を出版する時のために、 表紙を作っておきましょう!? 1975年群馬生まれ。ライター&イラストレーター。 犯罪者からアイドルちゃんまで興味の幅は広範囲。仕事のジャンルも幅が広過ぎて、他人に何の仕事をしている人なのか説明するのが非常に苦痛です。変なスポット、変なおっちゃんなど、どーしてこんなことに……というようなものに関する記事をよく書きます。(動画インタビュー) 前の記事:ドット絵で振り返ろう2015年 > 個人サイト Web人生
新春特別企画 紙ありきの電子出版市場の拡大と成長、雑誌読み放題、電子コミック、その次は?~2016年の電子出版 あけましておめでとうございます。2016年になりました。 このコラムも今回で6回目。小学校で言えば来年は卒業です。この間、非常に大きな変化が生まれてきました。とくに2010年に、日本でもiPadが発売され、それ以降、スマートフォン・スマートタブレットが普及したことで、出版はもとより、さまざまなコンテンツ産業の変化が生まれました。そして、2016年となった今年、どうなるのか、実際に専門書・専門雑誌の電子出版事業に関わった立場から考察してみます。 この間のコラムについては以下をご覧ください。 2011年の電子出版ビジネスはどうなる?(2011年) 主戦場はWebへ――3年目に向けた電子出版ビジネス(2012年) EPUB3の普及と専用端末へのアプローチ――電子出版業界、2012年の振
アメリカの著作権保護期間は著作者の死後70年が原則ですが、法人著作物の場合は発行後95年または制作後120年のいずれか短い方までとなっているため、ミッキーマウスなどのような法人著作物の場合、非常に長い期間、著作権が保護されます。この保護期間は度重なる著作権法改正により、延長され続けてきましたが、保護期間延長措置法が施行されるタイミングによっては、パブリックドメインになる日が大きく遅れることになった数々の有名作品があり、それは著作権の期間のあり方を大きく問う存在となっています。 What Could Have Entered the Public Domain on January 1, 2016? https://web.law.duke.edu/cspd/publicdomainday/2016/pre-1976 アメリカの著作権法はたびたび改訂されてきましたが、その主眼は基本的には著作
ミュージアム(博物館や美術館,動物園や水族館の総称とする)のライブラリー(図書館,図書室,図書コーナー,情報センターなどの総称とする)を利用された経験をお持ちだろうか? そもそもミュージアム内にライブラリーがあることすらご存じない方も多く,実は筆者も,自分がかかわるまではまったく認識していなかった。国立国会図書館すら持っていない独自の資料を所蔵している館も多く,研究者や関連分野に従事する人,マスコミ,大学生のレポート作成,学校の総合学習や夏休みの自由研究などに利用されている(図1)。 博物館法の第3条3に「一般公衆に対して,博物館資料の利用に関し必要な説明,助言,指導等を行い,又は研究室,実験室,工作室,図書室等を設置してこれを利用させること。」とある注1)。実際には,一般公開を行い,人も配置している充実したライブラリーもあれば,図書や電子ライブラリーを置いているだけの無人コーナー,非公開
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