中日新聞夕刊文化面の毎週金曜リレー連載「中部美術縁起」のうち、私が執筆した「美術を記録する」のテキスト6〜10週分を公開します。前半1〜5週分は下記別記事。 kasuho.hatenablog.com 6. 「図録と著作権:半永久的に見る装置」2020年2月14日掲載 観に行った展覧会が当たりだったら、ミュージアムショップで図録を買って、自宅でくつろぎながら反芻する。美術好きには至福のひと時だが、万が一図録を会期中に買いそびれたり、遠方の展覧会で買いに行けなかったりすると、後から入手するのは意外に難しい。郵送販売は手続きが煩雑だし、近所の書店やオンライン書店では大抵図録を扱っていない。 ミュージアムが発行する図録や紀要のように、一般の商業出版のルートで入手しづらい文献を、図書館情報学の世界では灰色文献と呼ぶ。美麗なカラー図版に研究成果を示す論考、作品のデータや文献リストなどを収めた図録は、
中日新聞夕刊文化面で2018年4月6日よりリレー連載「中部美術縁起」が毎週金曜に掲載されています。 馬場駿吉「名古屋の画廊と現代美術」 木本文平「美術館事始め」 拝戸雅彦「表現の現場から」 栗田秀法「芸術を育む場」 高橋綾子「公共空間と芸術」 中山真一「作家と画廊、寄り添う」 佐藤一信「土と紡ぐ物語」 笠木日南子・武藤隆・島敦彦・岡本光博・小田原のどか・ホンマエリ(キュンチョメ)・小泉明郎「あいちトリエンナーレ」 副田一穂「美術を記録する」 このうち、私が執筆した「美術を記録する」のテキスト1〜5週分を公開しておきます。これまでの連載のように中部圏のアートシーンを記録するというよりも、その「記録する」ことをそのものをミュージアムがどう扱っているのかについて書いているので、中部感が薄いのが難点ですね。後半6〜10週分は下記別記事。 kasuho.hatenablog.com 1. 「アーカイ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く