こんにちは。 但馬牛の繁殖・削蹄師・放牧牛肉(肉屋)の田中一馬です。 前回なかなか捕まえさせてくれない牛の捕まえ方について書きました。 今回は絶対捕まえさせない牛についてです! (いろんなパターンの牛の捕獲方法は「こちら」から。) 広い場所では隅に追い込むのが基本 放牧場のような広い場所であっても、逃走距離6mの牛なら一人でもなんとか捕まえることはできます。 しかし、逃走距離が10m以上の牛は警戒心の塊。 絶対に距離を縮めてくれません!! そんな場合は電気柵やトラックなどの物理的な壁を作り、隅に追い込むという方法が有効です。 牛が自由に走れる環境下では、人間よりも足の速い牛に追いつくことは不可能。 牛を隅に追い込むことで逃走ルートを制限していくのです。 図で見ていきましょう。 放牧場の場合、基本的に電気柵などで囲われています。 ここにトラックなどをくっつけることでL字の捕獲場所を作ります。