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2019年1月26日のブックマーク (3件)

  • 人文系(の一部)は外部研究資金なしでどうやってきたのか?(下書き) - digitalnagasakiのブログ

    母校で先生をやっている後輩氏が、かつて人文系の教員は外部研究資金を取らなくても研究できていたしその行為自体を否定的に見ていた人もいたという話をツィートしていた。確かに、母校の出身研究科(哲学・思想)が特に研究資金獲得から縁遠いところだったこともあり、そういえばそういう感じだったということを思い出した。が、同時に、それが当時なぜ可能だったのかということを、主に学生・院生時代に個人的に見聞きしてきたことを中心に、少し想像してみたいと思う。 かつて、学術出版社がまだ割と元気だった頃は、出版社の編集者が学術書だけでなく学術的なことを書いた啓蒙書の企画を持ってきたり、教科書の企画を持ってきたりして、人文系の研究者はいわれるがままに原稿を書いて渡せば、あとは出版社が勝手に組版してくれて、あとは校正に少しお付き合いすれば、いつの間にか書店に並ぶようになって国立国会図書館にも納されて、販促も出版社が一生

    人文系(の一部)は外部研究資金なしでどうやってきたのか?(下書き) - digitalnagasakiのブログ
  • 編集による「わかりやすく」の弊害|鈴木洋平(編集者) |note

    過去に一度、原稿のやり取りである著者にこっぴどく怒られたことがある。 その著者はもともと怒ると怖いと業界内では有名だったのだけど、僕はそれまでの数年の付き合いで、辛うじて怒られたことはなかった。 だけど、ある日、突然のごとく怒られることになった。 実際には怒られたどころではなく、それはもう激怒だった。 社会人になってあんなに激怒されたことは後にも先にもない。人から怒られて泣きそうになったのも小学生以来だった。 そして、僕が連日徹夜してゲラに入れていた赤字は見事なまでにほぼスルーされることになった。それどころか、ゲラに入れた赤字を消す作業を泣く泣くした。 「入れた赤字を消す」という謎めいた作業の詳細はあまり書けない。とにかくそういう作業があったのだ。 もう数年前のことだけど、この著者とのやり取りを冷静になって振り返ってみると、「編集」という仕事について考えるきっかけをくれたものだった。 もと

    編集による「わかりやすく」の弊害|鈴木洋平(編集者) |note
  • 暮らしの手帖「商品テスト」と交錯する複数の物語|Seiji Bito

    40年前に「暮しの手帖」と出会い、その衝撃から人生を方向付けされてしまった自分としては、今回のNHK朝ドラ「とと姉ちゃん」がもう他人事とは思えずい入るようにみています。そして、「暮しの手帖」の質とも言える「商品テスト(ドラマの中では「商品試験」という呼び方がされています)」についての物語が始まり、その内容と子供の頃の自分を重ね合わせ感慨にふけっています。 たぶん10年くらい前に神田の古屋で買った1975年当時の「暮しの手帖」を久しぶりに開いてみました(写真です)。その号は「電子レンジ」の商品テストを行っていたのですが、そこにかかれている評価は「電子レンジ この奇妙にて愚劣なる商品」「どうひいき目に見てもせいぜいあっためなおすのにしか役に立たない そんなものに10万円前後も出すのはバカげています」という大変辛辣な言葉が書かれていました。ここで試されていた電子レンジは全て東芝やシャープな

    暮らしの手帖「商品テスト」と交錯する複数の物語|Seiji Bito