「自殺予告」って言われて、またそれがネットへの書き込みってことが強調されてますけど、でもあれって、要するに「遺書」と同じなんだと思います。少し前までは「遺書」だったもので、今じゃもう「遺書」も書けなくなってるというか、書く意味を持たなくなっている、その代わりネットに「予告」めいた書き込みをする、という部分はあるんでしょうね。 もともと自殺ってのは、対社会的な要素が強いものなわけで。理由は何であれ、単に死にたいならひとりで勝手に死ねばいいだけの話で、またそうやって黙って死んでゆく自殺も今も昔も多いわけですが、ただ、ことばと意味の生きものであるニンゲンですからそれじゃさびしいってのもあるから、何か自分の死にたい気持ちに意味づけをしてわかってもらいたい、ということになる。また、まわりの社会の側も、「理由」や「動機」を知りたがるから余計にそれら「遺書」系のことばには反応する、と。 でも、あたりまえ