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ブックマーク / kazenotori.hatenablog.com (11)

  • ライトノベルの世代分けを考える - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    世代分けって楽しいですよね。 無意味に「第3世代の特徴はこうだ!」などとレッテルを貼ったり、「第1世代の素晴らしさと比べて最近の世代は」「第7世代の面白さを理解できない老害は消えろ」なんてワイキャイと言い争いたいものです。 というわけでライトノベル作品の世代分けを考えてみましょう。 第1世代 ソノラマ・コバルト世代 1977年 高千穂遙『クラッシャージョウ』 1979年 栗薫『グイン・サーガ』 1980年 新井素子『星へ行く船』 1982年 田中芳樹『銀河英雄伝説』 1983年 菊地秀行『吸血鬼ハンターD』 1984年 氷室冴子『なんて素敵にジャパネスク』 ラノベ史のスタンスは「ソノラマ・コバルトから始める」か「スニーカー・ファンタジアから始める」かで大きく分かれる気がしますが、ここではとりあえず「スニーカー・ファンタジア以前」をひと括りに「第1世代」として位置づけようと思います。 ソノ

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  • 激化するラノベ天狗問題 ――そのときわたしたちになにができるのか - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    「ラノベ天狗」を知らない方は、まずは私が以前に書いた記事をお読みください。 読むのが面倒くさい、読んでもよく分からなかった、という方のために簡潔に説明すると、日夜Twitterで「ライトノベルへの批判」と取れるツイートを検索してはRTで晒して殴りつける女子中学生、それが「ラノベ天狗」です。 さて、ラノベ天狗活動がはじまって二年半――皆がラノベ天狗の連続RTにも慣れはじめ、良くも悪くもルーチンワークに組み込まれつつあったある日、事件は起こりました。 ラノベ天狗がガラケーからスマホに買い替えたのです! 「それの何が問題なの?」……私も最初はそう思っていました。それが誤りだったと気付いたとき、すべては手遅れでした。 そう、ラノベ天狗は「Togetterで晒す」ということを覚えてしまったのです! 以下がラノベ天狗のまとめの一覧です。 特にバズったのはこのあたりでしょうか。 ラノベ天狗に目をつけられ

    激化するラノベ天狗問題 ――そのときわたしたちになにができるのか - WINDBIRD::ライトノベルブログ
  • 2016年ライトノベル10大ニュース - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    何となく気が向いたので選んでみた。 カクヨム開始 鳴り物入りではじまったカドカワ×はてな小説投稿サイトでしたが、開始直後にろくごまるにの暴露ネタが炸裂するなど、しばしネガティブな話題を振りまきました。最近はようやくコンテスト受賞作の書籍化がはじまったり、トップページのデザインをリニューアルしたりと、徐々に軌道に乗りはじめたのかな…という感じがします。書籍化される作品を眺めてみると、召喚・転生ネタに偏らないよう慎重に選考されているようで、「小説家になろう」とは違った流れを生み出せるかに期待がかかります。 『このすば』&『Reゼロ』のアニメがヒット 上半期は『このすば』、下半期は『Reゼロ』が話題になりました。電撃文庫やスニーカー文庫といった既存のラノベレーベルが抱えるWeb小説のアニメ化は『このすば』『Reゼロ』で一区切りとなり、来年からはヒーロー文庫を中心として「Web小説専門レーベル」

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  • 川上量生発言についての記事のブックマークコメントに対する反論 - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    それでは必死こいて反論していきたいと思います。 id:ko2inte8cu 売れるから売っとるだけで、わいは評価しとらん、ちゅうわけや。 評価していないとは川上量生は言っていないですね。 id:dalmacija この噛み合わない議論を糧にしてる界隈って、雑かどうかじゃなくて、事実か虚偽かは語れないもんなのかな。反証も噛み合わないもの選んでるし。小説自体からの異なるメタレベルの「語り」をどう識別してるんだろう 川上量生の主張は「努力できる立派な人物が主人公だと感情移入できないから、ライトノベルの主人公は等身大の人物として描き、いつのまにか能力を身につけさせるなどして努力をさせない、というのが売れるための絶対の方法である」というものです。だから「努力して頂点に立ち、立派な人物として描かれるSAO」「能力を手に入れるのに犠牲を払い、また明らかに等身大の人物ではない魔法科」「等身大の人物として描

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  • ラノベ業界最大手企業の社長・川上量生氏が垂れ流したラノベに関する偏見・虚偽・流言について - WINDBIRD

    追記:元のタイトルは「ラノベ業界最大手企業の社長・川上量生氏が垂れ流した『雑なラノベ語り』について」でしたが「雑かどうかではなく虚偽かどうかを語れ」と言われましたのでタイトルを変更いたしました。記事内容としてはもとより「川上量生の主張は偏見にもとづく流言でありラノベの主人公が努力をしてはいけないというのは虚偽である」というものです。 ――社会がバラバラになってしまった世界とはどのようなものなのでしょうか。なかなか想像はつきにくいですが。 もうすでに、半分そうなっていますよ。ネットの中でも既に価値観が多様化している。(中略)例えば、ライトノベルの分野で言うと、今は売れるための絶対の方法があるんです。 ――軽いタッチで描かれた、若年層向きの小説ですね。 ライトノベルの主人公は努力しちゃダメなんです。読む側が自分を投影できなくなるからです。ヒロインは都合よく向こうからやってくる。超能力などの能力

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  • 『君の名は。』を好きな人にオススメする青春ライトノベル - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    『君の名は。』を観てきた記念で、かつ積極的に流行りに乗っていこうということで、『君の名は。』が好きならこういうのもどうよ、というライトノベルをいくつか紹介します。キーワードとしては「ちょっとしたSF要素」「遠く離れた男女が繋がる」「青春恋愛もの」というあたりでしょうか。 ヒイラギエイク 長野県の山奥、古いしきたりと神事に縛られた閉鎖的な村。両親の離婚で傷付いた心を慮った親戚の招きで、東京からその村にやってきた少年は、同じ年頃の四人の少女と毎日のように一緒に遊ぶ。特にそのうちの一人と惹かれあった少年は、来年の旧暦七夕に再会することを彼女と約束して村を離れる。しかし、約束の日に少年が村を再訪すると……というわけで、神秘的な力によって離ればなれになる少年少女の切ないラブストーリーです。ヒロインの方言も可愛いよ。 LOST ~風のうたがきこえる~ 主人公と一緒にバンドを組んでいた幼馴染が、ミュージ

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  • 「小説家になろう」のWeb小説における異世界ファンタジー類型まとめ - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    maezimas.hatenablog.com このあたりの話題から、「小説家になろう」(以下「なろう」)における異世界召喚や転生などの類型の話が出てきていたので、思いつくかぎり挙げていってみる。 ただ、私もここ一年くらいは紙のラノベに専念していて、Web小説の方はほとんど追いかけられていない。そもそも一番読んでいたときだって、ランキングを毎日チェックするようなことはなかったし、2chとかも見ていなかったので流行にも疎かった。そのことは、これからの文章中に「だろうか」「気がする」を連発していることからも察していただけると思う。 そんなわけで、もっと詳しい人が、もっと詳しい解説を書いてくれればいいな、と思います。 異世界転生(そのまま) トラックに轢かれて死亡後、神様的な存在と出会い、特殊能力を貰って異世界に送られる、というのが「トラック転生」「転生チート」などと呼ばれるものである。現在アニ

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  • 「創作」を登山にたとえるか採掘にたとえるかという話 - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    つまり、遥か高みに目指すものがあって、みんながそれに向かって一斉に登っている、というイメージ。 もちろん山はいくつもあるんだろう。高いものから低いものまで、険しいものからなだらかなものまで、美しい景色から奇怪な景色まで。 目指すところが高く険しくなるほど登山は難しくなる。美しい景色があれば登山者も多くなる。そして、最も早くその山の頂上に登った者が、最大の栄誉を得られる。 それが「登山」だ。 一方で、地面を掘ったら価値のあるものが出てきて、それを目指して多くの人が集まってくる、というイメージもある。 彼らの目的は、地面に埋まっている金銀宝石を全て掘り出すことである。あるいはガスや石油かもしれない。とにかく掘りまくるのである。 なにか価値のあるものが出てきたら、その近くに同じものが、また埋まっているかもしれない。だからみんなで寄ってたかって同じ土地をひたすら掘り返す。掘り尽くしたら次の土地へ行

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  • 最近話題の「ラノベ天狗」ってなあに? - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    「最近のラノベはなぜ叩かれるのか」問題の盛り上がりに伴って、にわかに「ラノベ天狗」の存在が注目されているようです。雑な「ラノベ批判」を見つけ出しては晒し上げて殴りつける神秘の存在・ラノベ天狗。いい機会ですので、その生態について解説を試みたいと思います。 ラノベ天狗の秘密その1:個人の名前です 「弓道警察」みたいな曖昧な存在ではありません。Twitterでのアカウントは @srpglove 、はてなでは id:srpglove です。「シミュレーションRPGラブ」という意味ですがSRPGの話はあまりしません。 ラノベ天狗の秘密その2:花の女子中学生 ラノベ天狗は中学2年生の女の子です。人が言っているので間違いありません。 ラノベ天狗の秘密その3:あんまりラノベを読んでいない ラノベ読者の代弁者・代表者として捉えている方も多いようですが、天狗さんはあんまりラノベを読んでいません。ラノベクラス

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    main 2015/03/24
  • 「小説家になろう」の異世界ファンタジーと『ゼロの使い魔』について簡単な整理 - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    この記事は、小説投稿サイト「小説家になろう」において、ある種の異世界ファンタジーが流行あるいは定着しているのは何故か、という問題について、簡単に整理したものです。 『アーサー王宮廷のコネチカット・ヤンキー』や『オズの魔法使い』や『火星のプリンセス』や『聖戦士ダンバイン』の話ではありませんのでご留意ください。 さて、現時点での情報を整理してみますと、 1. 最強、召喚、転生、憑依、逆行、内政といった特徴的な要素は、二次創作SSの界隈で熟成されてきたものである 2. 『ゼロの使い魔』の二次創作SSが流行し、「好きなキャラをファンタジー世界へ召喚するためのフレームワーク」として確立された (3. このフレームワーク的な異世界ファンタジーが、その他の特徴的な要素と共に、「小説家になろう」に流入した?) 4. 「小説家になろう」が二次創作禁止になり、受け皿として用意された二次創作専用サイトの「にじフ

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    main 2015/03/24
  • ライトノベルが馬鹿にされがちな三つの理由 - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    理由1「小説漫画ライトノベルは、小説の中のサブカテゴリであると同時に、漫画・アニメ・ゲームなどと並ぶオタク向けコンテンツの一つでもあります。なので、ある時は小説の側から「低俗で幼稚な読み物である」と貶され、またある時は漫画の側から「バリエーションが少なくてつまらない」と叩かれてしまうのです。 低俗だ何だという批判の陶しさについては、これまでさんざんそう言われてきた漫画の読者が、いちばんよく分かっていることと思います。 それに、考えてみてください。漫画より多様なコンテンツを抱えている業界なんて、他にどのくらいあるでしょうか。この市場規模で、バトルにファンタジーにラブコメに青春モノにSFにミステリに…各種取り揃えているラノベを、むしろ少しくらい褒めてあげても罰は当たらないと思いますよ。 理由2「ライト」 ラノベをあまり読まない人って、ライトノベルの「ライト」にこだわるんですよね。「ライ

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    main 2015/03/04
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