チキータでレシーブする張本智和=東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで2019年4月13日、宮間俊樹撮影 卓球の世界選手権個人戦が21日、ブダペストで開幕する。男子シングルスで小野誠治以来40年ぶりのメダル獲得が懸かる日本選手の躍進の鍵を握るのが、「チキータ」と呼ばれる攻撃的なバックハンドのレシーブだ。世界ランキング4位で15歳の張本智和(木下グループ)を筆頭に得意とする選手が多く、磨き上げた技で表彰台を目指す。 倉嶋洋介監督が「(チキータの技術で)国内で5本の指に入る」と名前を挙げた選手のうち、男子シングルスには張本や同8位の丹羽孝希(24)=スヴェンソン、初出場の吉村和弘(22)=東京アート、ダブルスが得意な森薗政崇(24)=岡山=の4人が出場する。もう一人の男子シングルス代表でリオデジャネイロ五輪銅メダリストの水谷隼(29)=木下グループ=は多用しないが、若手には必要不可