平昌(ピョンチャン)冬季五輪のスピードスケート女子団体追い抜きで金メダルを獲得した菊池彩花選手(30)=富士急行=が8日、山梨県富士吉田市で開かれた「富士急行スケート部創部50周年記念祝賀会」で、現役引退を表明した。今後は、富士急行に在籍してコーチを目指すという。【小田切敏雄】 菊池選手は記者会見で「平昌五輪でやりきったという部分が大きかった」と引退の理由を話した。 菊池選手は、富士急行の先輩、長野冬季五輪銅メダリストの岡崎朋美選手の活躍を見て、「五輪でメダルを取りたいという夢を抱いた」と話した。菊池選手の決意について、日本スケート連盟の橋本聖子会長(アルベールビル冬季五輪銅メダリスト)は「世界のトップアスリートを育てる女子のトップコーチになってもらいたい」と期待を寄せた。