【モスクワ大前仁】ロシアが編入したウクライナ南部クリミア半島とロシア本土を結ぶ橋が15日開通し、プーチン露大統領がトラックを運転して完成を祝った。橋の完成はロシアによるクリミア統治の継続を鮮明にしており、ロイター通信によると、ウクライナのポロシェンコ大統領は「クレムリンが国際法を尊重しない最新の事例だ」と非難した。 プーチン氏は自国製の大型トラックに乗り込み、ロシア本土からクリミア側まで運転した。記念式典に参列し、「皆さんの苦労と才能のおかげで奇跡を成し遂げた」と関係者に謝意を伝えた。
クリミア半島の先住民族クリミア・タタール人を率いる指導者、リファト・チュバロフ氏。壁の写真はタタールの古都の風景=キエフの民族組織本部で、真野森作撮影 【キエフで真野森作】2014年3月にロシアのプーチン政権がウクライナ南部クリミア半島の編入を強行してから18日で3年。当初から編入反対を訴えてきた先住民族クリミア・タタール人の指導者リファト・チュバロフ氏(59)が拠点とするキエフで取材に応じ、「主要各国の政治家は自国民を守りたいのであれば、クリミアやウクライナをロシアから守ることから始めるべきだ。妥協は更なる侵略を導く」と訴えた。 「クリミアではロシアの占領に反対する人々に対する抑圧が続いている。これまでに5万人近くが半島の外へ逃れた。ロシアの兵役を拒んで脱出した若者も多い」。タタールの民族組織「メジュリス」議長でウクライナ国会議員も務めるチュバロフ氏は指摘する。自身は14年夏以降、ロシア
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