【バーデンバーデン(独南部)中西啓介】ワシントンで行われた初の米独首脳会談で、トランプ米大統領は何度も「公平」という言葉を使い、北大西洋条約機構(NATO)への貢献や、通商政策のあり方について「米国第一主義」を主張した。これに対しメルケル独首相は米国が求める欧州連合(EU)抜きの2国間貿易協定を否定するなど方向性の違いが際立つ波乱の船出になった。 トランプ氏は共同記者会見で、NATOへの加盟国の分担金について、「防衛費の公平な負担をする必要がある」と強調。大幅な赤字を計上するドイツとの貿易についても「勝利したいのではなく、公平さが欲しいだけ」と主張した。
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