【サンパウロ山本太一】メキシコ中部で19日に起きたマグニチュード(M)7.1の地震で、AP通信などによると、メキシコ当局は20日、死者数が230人になったと明らかにした。地震発生から丸一日が経過し、救助活動の本格化により多くの被災者が救われる一方、死亡者数も増えている。 当局によると、首都メキシコ市での死者は100人に達し、南隣のモレロス州で70人以上の死亡が確認された。中高層ビルが林立する都市部で築年数の古いアパートやビル、耐震性の弱い住宅などの被害が大きかったとみられる。 4階建て校舎が崩壊し、児童ら25人の死亡が確認されたメキシコ市のエンリケ・リブサーメン小学校では、救助活動が続いている。地元の教育当局は20日、11人ががれきの中から助け出されたとし、少なくとも児童2人、大人1人が行方不明のままだと明らかにした。