大阪、愛媛の両府県で墓石や仏像が壊されたり、倒されたりする被害が相次いだ。愛媛県警は今月2日、同県西条市の寺の仏像を壊したとして、大阪府内のナイジェリア国籍の男を器物損壊の疑いで逮捕。手口が似ていることから、大阪府警と共同で捜査を進め、関連を調べている。「一体なぜ」。盆の墓参りの時期を前にしたむごい仕打ちに、関係者らは胸を痛めている。 大阪湾を望む小高い丘に約3000基の墓が並ぶ鳥取墓地(大阪府阪南市鳥取)。管理委員会によると、7月21日朝、管理人の男性が約300基の墓石や地蔵が倒され、一部が粉々になっているのに気付き、府警泉南署に被害を届け出た。積み上げられた多くの無縁墓が倒されていた。前日の午後10時ごろには異常はなかったが、大きな音が真夜中に響いたのを近くの住民が聞いている。
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