気象庁は28日、宮崎、鹿児島県境にある霧島連山・新燃岳(しんもえだけ)の噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げた。火口から2キロを超える範囲に影響する噴火が起こる可能性は低くなったと分析した。 新燃岳は6月に入ってからも噴火が相次いでいるが、気象庁によると、山体の膨張が確認… この記事は有料記事です。 残り153文字(全文303文字)
爆発的噴火が観測された霧島連山の新燃岳。激しく噴煙を上げていた=宮崎・鹿児島県境付近で2018年3月6日午後5時19分、本社ヘリから上入来尚撮影 宮崎と鹿児島県境にまたがる霧島連山・新燃岳の噴火が始まって5月1日で2カ月となった。断続的に爆発的噴火を繰り返し、終息の兆しは見えない。ふもとの自治体では住民らが大量の火山灰に悩まされ、農業や観光業にも悪影響が出ている。活動が7カ月以上続いた7年前の噴火を思い起こし、長期化への懸念が広がる。 気象庁によると、3月1日の噴火以降、これまでに約50回の爆発的噴火が起きた。4月5日には火口から高さ約5000メートルまで噴煙が上がった。同じ霧島連山の硫黄山も4月19日、250年ぶりに噴火した。 新燃岳の東側ふもとにある宮崎県高原町では、風向きなどによって道路のセンターラインが見えなくなるほど… この記事は有料記事です。 残り789文字(全文1085文字)
溶岩が流出した霧島連山の新燃岳=宮崎、鹿児島県境付近で2018年3月9日午後5時29分、本社ヘリから津村豊和撮影 噴火活動が続く宮崎と鹿児島県境の霧島連山・新燃岳(しんもえだけ)(1421メートル)で5日午前3時31分、爆発的噴火があった。噴煙は一連の噴火で最も高い約5000メートルまで達し、大きな噴石が火口から約1.1キロまで飛んだ。噴火警戒レベルは3(入山規制)を継続している。 気象庁によると、新燃岳の爆発的噴火は3…
新燃岳火口からあふれ出た溶岩流(中央左の黒い部分)=2018年3月14日午後0時14分、本社ヘリから野田武撮影 気象庁は15日、宮崎・鹿児島県境の霧島連山・新燃岳(しんもえだけ、1421メートル)について、11日以降、更なる噴火活動の活発化が認められないとして、火口周辺の警戒範囲をおおむね4キロから3キロに縮小した。噴火警戒レベルは3(入山規制)を維持する。 気象庁によると、6日以降、爆発的噴火が発生し、1…
噴火活動が続く宮崎、鹿児島県境の霧島連山・新燃岳(しんもえだけ)(1421メートル)について、火山噴火予知連絡会(会長・石原和弘京都大名誉教授)は13日、「溶岩や火砕流が居住地域に達する可能性は低く、火山活動は収まりつつある」とする見解を発表した。一方で「数週間から数カ月は現在のような小さな噴火活動が繰り返される可能性が高い」とし、監視と警戒を呼び掛けた。 予知連によると、溶岩の噴出は9日ごろにほぼ停止したとみられる。噴出量は約1400万立方メートル。9日以降は噴出した溶岩内部で火山ガスの圧力が高まり、爆発的噴火を起こしていると考えられる。火口から約2キロの範囲で大きな噴石が飛散し、約50キロ離れた鹿児島市中心部でも体に感じる程度の空気の振動「空振」があった。火山ガスの1日当たりの放出量は7日に3万4000トンに達し、その後は約1000トンに減少し…
爆発的噴火が観測された霧島連山の新燃岳=宮崎・鹿児島県境付近で2018年3月6日午後5時17分、本社ヘリから上入来尚撮影 宮崎と鹿児島県境の霧島連山・新燃岳(しんもえだけ)では7日も活発な噴火活動が続き、同日朝までに計29回の爆発的噴火が観測された。噴煙の高さも一時、約3000メートルまで上がった。気象庁は噴火警戒レベル3(入山規制)を維持し、火口から約3キロの範囲で大きな噴石などへの警戒を呼びかけている。 気象庁によると、爆発的噴火は6日に18回、7日は午前9時までに11回観測された。同日午前0時ごろに…
爆発的噴火が観測された霧島連山の新燃岳=宮崎・鹿児島県境付近で2018年3月6日午後5時20分、本社ヘリから上入来尚撮影
爆発的噴火が観測された霧島連山の新燃岳=宮崎・鹿児島県境付近で2018年3月6日午後5時20分、本社ヘリから上入来尚撮影 6日午後2時半ごろ、宮崎と鹿児島県境の霧島連山・新燃岳(しんもえだけ)で爆発的噴火が起き、噴煙は一時約2800メートルまで上がった。新燃岳の爆発的噴火は2011年3月以来7年ぶり。気象庁によると、爆発的噴火は午後11時までに少なくとも9回あり、宮崎、鹿児島両県の広範囲で降灰が確認された。同庁は、噴火警戒レベル3(入山規制)を継続し、火口から約3キロの範囲で大きな噴石が、約2キロの範囲で火砕流が達する恐れがあるとして警戒を呼び掛けている。 6日午後11時現在、火口外で大きな噴石などは確認されておらず、けが人や家屋損壊などの被害も確認されていない。
噴煙を上げる霧島連山の新燃岳=宮崎、鹿児島県境付近で2018年3月2日午後0時13分、本社ヘリから野田武撮影 宮崎と鹿児島県境の霧島連山・新燃岳(しんもえだけ、1421メートル)は6日も活発な噴火活動が続いた。同日正午前には噴煙が一時、火口から約2100メートルまで上がり、1日に発生した今回の噴火では最も高くなった。 気象庁によると、5日夜から火山性微動の振幅が増大し、噴煙量も増えている。これまで火口内東…
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