12日のニューヨーク株式市場は、米IT大手アップルの業績悪化懸念をきっかけにハイテク株が値下がりし、ダウ工業株30種平均は前週末比602.12ドル安の2万5387.18ドルで取引を終えた。13日午前の東京株式市場も米市場の流れを引き継いで全面安の展開となり、日経平均株価の下落幅は一時、780円を超えた。午前10時現在は前日終値比722円45銭安の2万1547円43銭。 米国では12日、アップルの「iPhone(アイフォーン)」向けに電子部品を供給する米ルメンタム・ホールディングスが「大口顧客から出荷を大幅に減らすよう要請を受けた」と発表。アイフォーンの販売減速懸念によりアップル株は5%下落した。アップルの値下がりは米株高をけん引してきたハイテク株全体に波及し、アマゾン・コム、インテル、マイクロソフトの下落幅はいずれも2%を超えた。ハイテク株中心のナスダック総合…