獣害に悩む農村と、狩猟に興味を持つ都市住民とを仲介し、協力して駆除を進めるためのサイト「クラウドハンター」が9月、本格稼働する。開設するのは岐阜県郡上市で里山保全事業に取り組む団体「猪鹿庁(いのしかちょう)」。今年5月の試行で手応えを得ており、全国展開を目指す。【沼田亮】 サイトの名は「インターネット上の猟師」という意の造語。農村は高齢化し、イノシシや鹿などを駆除する人手が足りない。そこで、狩猟に関心のある人を募る。 応募者は週末の2日間、獣害に悩む農村に滞在。獣道や餌場などを探し、地元の有資格者に伝えてワナを設置してもらう。近くを通る動物を撮る赤外線カメラも1台置き、参加者は帰宅後、スマートフォンに送られる画像で現場を監視できる。ワナにかかれば、駆除する資格を持つ地元住民らが捕獲し、精肉に処理をする。滞在から2週間後に集まり、全員でジビエ料理を楽しむ。
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