消費者庁の福嶋浩彦長官は16日の記者会見で、21日の金環日食を前に販売、配布されている観賞用グラスについて、目を痛める恐れがあるなど問題のある商品について「製品名を公表することも検討している」と述べた。 観賞用グラスについては、日本天文協議会が「安全性に問題のある製品が出回っている」と指摘している。 消費者庁は危険なグラスの見分け方として(1)室内の蛍光灯を見て、一見して明るく、形がはっきりと見える(2)可視光線や赤外線の透過率が高い(3)LEDライトなどの強い光にかざした時にひび割れや穴が確認できる−−などを例示。使用の際に品質や性能を確認し、正しく使うよう呼び掛けている。【大迫麻記子】