大相撲夏場所14日目の19日、優勝争いに絡んだ6人はいずれも勝って、決着は千秋楽に持ち込まれた。稀勢の里は日馬富士を圧倒して連敗を2で止め、大関勢を破った平幕の栃煌山と旭天鵬の3人が3敗を守った。平幕2人がトップで千秋楽を迎えるのは、72年初場所の福の花、栃東以来。4敗は、白鵬と平幕の隠岐の海、碧山の3人。千秋楽では史上最多の6人による優勝決定戦の可能性もある。旭天鵬は幕内通算出場で土佐ノ海(現立川親方)を抜いて、歴代単独7位の1184回とした。 ■3〜6人の優勝決定戦方式■ ▽3人 巴(ともえ)戦 ▽4人 土俵下でくじ引きを行って最初の取組を2組決め、勝者同士が決定戦 ▽5人 くじ引きで最初の取組を2組決め、それぞれの勝者と、残り1人の計3人で巴戦 ▽6人 くじ引きで最初の取組を3組決め、それぞれの勝者3人で巴戦 ※巴戦=くじ引きで最初の取組を決め、勝者が残り1人と対戦。1人が2連勝する