大阪府吹田市の万博記念公園内にJ1・ガ大阪の新本拠地となるサッカー専用スタジアムを建てる計画で、建設資金の一部に充てる個人寄付が伸び悩んでいる。サッカー界や関西の財界などでつくる「スタジアム建設募金団体」が今年4月〜来年3月に寄付を受け付けるが、最初の3カ月で集まったのは、目標(20億円)のわずか2.5%分の5000万円。この苦戦の背景には、現在リーグ16位と苦しむガ大阪の成績不振がありそうだ。 現在の本拠地・万博記念競技場(吹田市)は築約40年と老朽化しており、新スタジアムは14年度内に完成する予定。日本代表などの国際試合も開催できる収容人員4万人規模の施設を目指している。 今のところ、スポンサー企業などからの寄付80億円と、独立行政法人からの助成金30億円の計110億円の建設費を確保できる見通しが立った。この金額でも3万人程度の規模の建設は可能だが、4万人規模を目指し、140億円を集め