決勝トーナメント1回戦 ○ベルギー3-2日本●(2日、ロストフナドヌー) 「最高の流れを自分たちでつかんだ」。強豪ベルギーのゴールを2度にわたりこじ開けて先行した展開を、西野監督はそう振り返る。リードは守れず、敗戦した事実は動かない。それでも日本が目指すべき攻撃の形が徐々に浮かび上がったベルギー戦であり、ロシア大会と言える。 後半3分、センターライン付近の柴崎が右にスペースを見つけて縦に長いパスを通した。外からスピードを上げて駆け込んだ原口が、処理に手間取るベルギーDFを尻目にボールを確保。内に切れこんで右足で蹴り込み、均衡を破った。