流行が拡大する風疹を巡り、根本匠厚生労働相は26日の衆院予算委員会で「全国的な対策について有識者の意見を伺いながら早急に取りまとめたい」と述べ、対策を強化する考えを表明した。 風疹患者の3分の2は、過去に予防接種を受けられなかったため感染リスクの高い30~50代男性が占める。厚労省は、彼らの免疫の有無を調べる抗体検査を実質無料化する方向で検討を開始。本年度の2次補正予算に関連経費を計上する。 患者の多い5都県では10月から、妊娠を希望する女性と家族が抗体検査や予防接種を優先的に受けられるようになったが、患者数は2000人を超えて流行が続いている。(共同)