妊婦の血液から胎児の染色体異常の可能性を調べる新型出生前診断(NIPT)について、日本産科婦人科学会(日産婦)は23日、検査できる医療機関を増やすため、施設要件緩和などの検討を始めると正式に発表した。新設した委員会で来月にも議論を始め、年度内に結論を出す方針。国内導入から5年が過ぎ、「命の選別につながる」との懸念もある中、検査の拡大範囲を決める初の本格的な検討となる。 委員会は久具(くぐ)宏司・東京都立墨東病院部長を委員長に、日本医師会、日本医学会、日本小児科学会、日本人類遺伝学会、患者団体や生命倫理学者など16人で構成。現行の指針で定める▽産婦人科医と小児科医がともに常勤▽どちらかが遺伝の専門家である臨床遺伝専門医の資格を有する▽遺伝の専門外来を設置--など大きな規模が必要となっていた施設要件の見直しを議論する。記者会見した苛原稔(いらはら・みのる)・倫理委…
小惑星探査機「はやぶさ2」の軌道修正について議論する宇宙航空研究開発機構(JAXA)チーム。右は津田雄一はやぶさ2プロジェクトマネジャー=JAXA相模原キャンパスの運用室で2018年6月23日、池田知広撮影 最終段階の接近運用でJAXA会見 探査機「はやぶさ2」の小惑星リュウグウへの到着を前に、最終段階の接近運用に関する記者説明会が23日開かれ、津田雄一プロジェクトマネジャーは「大きな問題なく到着できそうだが、非常に慎重に、緊張感を持って運用している。予定通り到着させたい」と意気込みを語った。 はやぶさ2は6月に入り、搭載したカメラでリュウグウの位置を確認しながら軌道修正を繰り返している。23日午後7時現在、リュウグウまで33キロの位置を飛行しており、秒速11センチと非常にゆっくりとした速さで接近中。24日には秒速1センチにまで落とし、27日ごろの到着を目指…
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