地震発生から初の週末を迎え、ボランティアとして集まった大勢の人たち=大阪府茨木市で2018年6月23日午前9時2分、久保玲撮影 大阪府北部で震度6弱を観測した地震の被災地は23日、発生後初めての週末を迎えた。府内で被害が大きかった高槻市や茨木市などでは、復旧へ向けボランティアの受け入れが活発化した。中には東日本大震災を経験し、「今度は支える側に」と恩返しの気持ちを込めて参加する人も。まだ余震の不安が残る被災地で、支援の輪が広がっている。 この日午前8時半過ぎ、JR茨木駅近くで茨木市が設置している災害ボランティアセンターの窓口には、数十人が列を作った。同府吹田市の鈴木信之さん(47)はボランティア活動の経験はないが、同じ北部地域の被災にいたたまれない気持ちになり参加を決めたという。「地元の役に立ちたい。何でもするつもりで来た」。その後もボランティア希望者が続々と受け付けを済ませた。災害ボラン