日産自動車やブリヂストンなど大企業20社の健康保険組合(加入者・計約57万人)が参加し、厚生労働省が補助する禁煙共同実施のための連合体(コンソーシアム)が、東京都内で発足した。 発足式にあたる「キックオフ会議」では、2グループに分かれ、オンラインによる完全遠隔禁煙外来を実施する手順を確認した。医学的な観点から評価にあたる公益社団法人・地域医療振興協会の中村正和医師が「オンライン禁煙外来はアクセスしやすく、禁煙率も比較的良い。より広く呼びかけて参加率を上げてほしい」と訴えた。 また、総合情報サイト運営のオールアバウト社が協力、禁煙をやる気にさせる情報サイト▽禁煙にトライして、時間やお金をいくら節約したか計算できるサイト▽外来終了後に体験を共有し、喫煙に戻らないよう支えあう禁煙コミュニティーサイト--を被保険者に提供することが決まった。