Nextremer Advent Calendar 2016の14日目の記事です。 医薬品設計含めケモインフォマティクスの分野でニューラルネットワークがどのように活用されているのか興味があり調べてみました。 簡単に医薬品設計について説明してから、これとニューラルネットワークの最近の動向について記述します。また最後に今回興味を持つきっかけとなった、Variational Auto Encoderを元にして新しい化学構造を生成する生成モデルベースのアプローチについても紹介したいと思います。 自分は有機化学を少しかじった程度なので、誤り等あったらご指摘お願いします。 医薬品設計とは 新しい薬を発見することが目標な創薬とは異なり、医薬品設計では特定の化学反応を理解してそのタスクに特化した分子を作り上げることを目標とします1 2。 例えばある蛋白質がある病気において重要な役割を果たすとわかった時、こ