あらまし 前回、cgroupsについて軽くではあるが書いてみました。 上記の文章の最後に「次はcgroupsとメモリ管理というネタで行ってみたい」と書きました。 もちろんすぐにcgroupsと仮想記憶の関係がわかればよいのであるが、何ぶんLinuxの仮想記憶は読むのも初めてです。よって、Linuxの仮想記憶の概要をつかむためにまずはソースを読んでみます。 流れがわかりにくい箇所もあります。が、ソースを読んで迷った過程をあえて記録に残したいと考えたからです。ご了解ください。 ということでfork() 仮想記憶の機能を理解するには、経験則上、とっかかりが必要です。 そのとっかかりの一つがfork()だと思っています。 人によっては、page fault(例外ハンドラ)から入ったり、mmap()から入ったりすることもあろうが、前回fork()がらみのところを読んだので、今回もここから行きます。