横浜の元日本代表MF中村俊輔(38)が磐田へ移籍することが8日、両クラブから発表された。背番号はこれまでと同じ10。横浜市内で取材に応じた中村は、クラブが資本提携し、編成面で権限を持つ英シティー・フットボール・グループ(CFG)の影響力が強い現体制では、練習参加すら苦しさを感じると涙目で告白。「純粋にボールを追いかけたい」と移籍理由を語った。モンバエルツ監督の続投を決めた横浜は、チームの精神的支柱とクラブの顔を失った。 トリコロールのユニホームを脱ぐ時は引退の時…。そう決めてきた横浜の背番号10が苦しんだ末、移籍を決断した。黒のスーツ姿で現れた中村は「この1年、いろんなことがあった」と前置きし「サッカーを楽しんで、練習したことを試合で発揮して、うまくいかないところは見直して次の試合に臨む、そのサイクルに戻りたかった。純粋にボールを追いかけたいと思った」と理由を明かした。 横浜から提示されて