PDCAに代わる思考法が求められている 日本企業では品質向上の技法としてPDCAサイクルが重視され重用されてきました。しかし、変動し不確定で複雑そして曖昧模糊(VUCA)の現代にはこれまでの思考では勝ち残れない不都合なことが多発しています。 日本は先進国から脱落してしまった 日本企業は1990年代は世界を席巻していましたが、2000年代にはシリコンバレーなどの企業が世界をリードしています。日本の世界の中での存在感が低くなっています。 シリコンバレーのビジネスエリートの思考法:OODAループ思考 現代の世界をリードしているシリコンバレーのビジネスエリートが身につけ実行しているのがOODAループ思考です。 OODAループとは OODAループとは、一生を通してあらゆることに使える世界最速で最強の思考法です。あらゆる場で適用できる戦略の一般理論(grand theory) ともいわれています。シリ
これは某企業の新人採用担当の方にお聞きした話です。最近の新人に希望部署を訊ねると「経営企画部」という声が増えているとのこと。新人たちも経営企画は会社のエースが集う部署だと思っているようです。 経営企画という名の部署が会社に増えはじめたのは90年代のこと。バブル崩壊後の不況にあって、あらゆる経営上の難問を解決するため、多くの大企業は「経営企画部」を立ち上げました。経営企画部こそは「計画と管理」体制づくりを担う会社の要。しかし、その実態は、新人たちのあこがれとは裏腹なようです。 彼らは自嘲気味にこう言います。「俺たちはしょせんパワポ作成部だよ」と。彼らは1年中何かの計画をつくり、それをパワポできれいに仕上げます。絵に描いた餅ならぬパワポに描いた餅、本人たちすら「何の意味があるんだろう」と、ため息まじりの声を漏らしています。どうしてこんなことになってしまったのでしょう? 私が思うに、その大
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