はじめに 平成10年度2年生の「数学B」を3年ぶりに担当して4か月経ちました。 新学期は「第1章 ベクトル」から授業を開始。ベクトルの「内積の定義」が,生徒にとっては難しく感じられ「定義」がスーッと頭に入っていかないようでした。 生徒にとって「内積の定義」をわかりやすく導入するには,どうしたらよいかその方法を考えてみました。来年(平成11年)度の「数学B」の教科書を10冊参考にしました。 数学B (知研出版)改訂版 数学B (数研出版)新数学B (第一学習社)新編 数学B (文英堂)新版 数学B (実教出版)新編 数学B (東京書籍)数学B (東京書籍)数学B [改訂版] (旺文社)探求 数学B (数研出版)新編 数学B (第一学習社) 導入その1 (唐突な感じ…) 2つのベクトル,に対して をとの内積といい記号でと書く。 これを内積の定義とする導入方法は,唐突な感じをうけ生徒にとってチ