年収200万円でも快適に――“格安生活圏”ビジネスの可能性:ちきりんの“社会派”で行こう!(2/2 ページ) 新しいライフスタイルに応じた経済圏を さらに少子化にしても、「教育資金が払えないから子どもを生まない」のは、親に「お金がなくても子どもを育てられる」という選択肢が見えないからです。 海外の格安生活圏に住んでいる人は誰も、子どもの習い事や塾、子供服やおもちゃなどに多額のお金はかけないし、大学進学もよほど優秀で奨学金がもらえる子どもでない限り、考えません。こうなると子育てに大金がかかるわけではなくなり、「低収入だから少子化」とはなりません。 また、今の日本では「年収200万円では結婚できない、家庭を持てない」などと言われますが、これも高所得層にしか実現できない専業主婦モデルへの未練が、すべての所得層の人にあるからでしょう。 本来は、年収200万円の2人が結婚したら世帯年収は400万円に